2020.1.29 腰痛対策はトータルで

 腰痛が癒えないと小4の子が親御さんに連れられて、来院。
 聞けば少年野球を頑張っているのだけれど、腰が痛くて満足に練習できていないとのこと。
 病院では超音波を患部に当てているらしいのだけれど、なかなか治る兆しが見えないので、と。

 一通り施術したあと、壁を押す動作(いわゆる壁ドン体操)を試してもらうと何故か身体が捩れる。
 真っ直ぐ押して、と言っても、捩れてしまいます。

 では、と左右の筋肉のアンバラを解消して、再度チャレンジ。
 今度は、真っ直ぐに押せています。
 

 この時点で痛みはほとんど解消。
 練習後にストレッチは欠かしていないということでしたが、壁ドンでハムとアキレス腱を伸ばすストレッチもしっかりすることを伝えましたが、立ち姿がどうにも安定していないので靴下を脱いで、趾の状態を見せてもらうと、これがお約束通りの「屈み指」と「内反小趾」。

 聞けば、スパイクシューズが小さめだったらしく、今は足の大きさに即したものを買ってもらったとのこと。
 であれば、靴紐をしっかり結んで履くように、とアドバイス。
 更に、追加で、ゆびのばソックスを履くことと、ゆびのば体操をしっかりやって指の状態を改善して踏ん張れる趾にすることを伝授。

 うちは腰だけをはくことと、見ることはしません。

 全身の緊張度合いやバランス、臀部の筋肉、そしてハム。
 そして、趾も。

 何処が初めに「悪さ」をしでかしたのか。
 上モノだけ整えても土台をしっかりチェックしないと、不安定さは変わらないのは建物も人間も同じです。